平成21年度  
校内研修実施計画  
矢掛小学校
 
1 研究主題

豊かな心をもち,コミュニケーションを楽しむ子どもの育成
〜 英語活動を中心に 〜 
 
2 主題設定の理由                         
(1)今日の教育的課題から
現代社会は,国際化・情報化・価値観の多様化・少子高齢化など様々な課題に直面し,これらの変化に柔軟に対応できる新しい時代の教育のあり方が求められている。また,近年,海外で活躍する日本人や国内に住む外国人の数も急速に増え,インターネットや電子メール等を使った情報のスピード化も目を見張るものがある。こうした中,激変する21世紀を生き抜いていく子どもには,国際感覚を身に付け,自国や他国の文化を尊重し共に生きていこうとする資質や能力を育てたり,自ら学ぶ意欲をもち,社会の変化に柔軟に対応しながら心豊かでたくましく生きる力を身につけさせたりすることが大切であると考える。現行の学習指導要領においても,自ら課題を見つけ,自ら学び,自ら考え,問題を解決する力などの「生きる力」を育てること,学び方やものの考え方を身につけること,自己の生き方について考えることが重視されており,心の教育の充実が求められている。したがって,本校では,心の教育の充実とともに,子どもたち一人一人のよさや可能性を生かすことを根底に据え,自ら学ぶ意欲や思考力,判断力,表現力などの資質や能力の育成を重視する学力観にたって,「豊かな心をもち,コミュニケーションを楽しむ子どもの育成」を図ろうと考えた。
 
(2)学校教育目標から                        
本校は,教育目標に3つの具体的な子ども像を掲げている。「自ら学び,自ら考える子ども」,「心豊かで,ともに伸びる子ども」,「たくましく,やりぬく子ども」である。「自ら学び,自ら考える子ども」とは,自ら課題をもち,考え,判断し,問題解決に向けて主体的に生き生きと追究していく子どもである。「心豊かで,ともに伸びる子ども」とは,一人一人がよりよい生き方に向かって自分で考え判断して行動する心をもち,互いのよさを認め合いながら仲間とともに伸びていく子どもである。「たくましく,やりぬく子ども」とは,自分のよさや可能性を発揮するとともに粘り強く取り組む子どもである。つまり,この3つの子ども像は,研究主題に掲げている子どもそのものであり,自己実現をめざす子どもそのものである。
 
(3)子どもの実態から
本校の子どもたちは,全体的に明るく活動的である。豊かな心の育成に重点を置いて指導を重ね,子どもたちの姿にその成果が徐々にあらわれてきているが,自分自身を見つめる心,他の人とともに協調し他の人やものを大切にする心,生命を大切にする心,ボランティアの心,感動する心などが十分育っているとは言えない。
また,自分が興味・関心をもっていることや体験的な活動に対しては進んで取り組むことはできるが,自ら問題を見つけ,自ら考えて問題を解決しようとする力は十分身に付いているとは言えない。集団においても,自分と異なるものを受け入れることに抵抗を感じたり,自分の思いや考えを相手にうまく伝わるよう表現することは苦手であったりする子どもが多い。このような子どもの実態から,研究主題に掲げる「豊かな心をもち,コミュニケーションを楽しむ子どもの育成」は,本校の子どもたちがめざすべき子ども像ということができる。
 
3 研究主題のとらえ方                       
研究主題に掲げた「豊かな心」とは,基本的には,自分を大切にし,友だちも同じように大切にする心であり,それは,自分を知り,相手を知り,お互いを肯定的に受け容れる心であると考える。多様な価値観があることを知り,多様な見方,柔軟な考え方ができる心であるとも言える。その土台となるのは,学級の人間関係作りである。学級が安心して自己を出せる場,受け容れられる場であること,その土台の上に,安心して心を開き,人とかかわろうとすること,相手を理解しようとすること,相手に応えようとすることができるのではないかと考える。「コミュニケーションを楽しむ子ども」とは,瞳を輝かせながら,自分の思いや考えを表現したり,相手の思いを知ろうとしたり,相手の思いに応えようとしたりする子どもであるととらえた。
 
4 育てたい子ども像
   ○英語を聞いたり話したりすることを楽しむ子ども
   ○人とのかかわりを楽しむ子ども


育てたい子ども像








 
      低学年      中学年      高学年
英語を聞いたり話したりすることを楽しむ子ども ・英語のリズムや音を楽しみながら聞くことができる。
・楽しみながらまねをしたり身体表現したりする ことができる。
・目を見て,相手の言うことを聞くことができる。
・習った英語や身振りを使って表現しようとすることができる。

 
・相手の言うことや思いを相づちを打ちながら聞くことができる。
・習った英語や身振りを使って表情豊かに表現しようとすることができる。

 
人とのかかわりを楽しむ子ども




 
・友だちと仲よく活動することができる。






 
・進んで友だちとかかわろうとすることができる。
・ゲームなどで相談したり教え合ったりすることができる。
・友だちと楽しく活動したことを振り返ることができる。
 
・積極的に多くの人とかか わろうとすることができる。
・互いに相談したり教え合ったりしながら協力して活動することができる。
・振り返りで自分のがんばりだけでなく友だちのがんばりも認め,伝えることができる。
 
  
5 研究の仮説
  〈仮説1〉
     英語活動の年間指導計画,指導内容,指導方法などを工夫していけば,子どもたちは楽しく主体的に活動に取り組み,コミュニケーションを楽しむこと    ができるであろう。
  〈仮説2〉
    英語活動を中心にコミュニケーション力が育てば,人とのかかわりを楽しみ
    相手を思いやる心豊かな子どもを育てることができるであろう。
 
6 研究の視点
   (1)年間指導計画の見直し(内容の精選,選択と配列)
      @カリキュラム見直し
       (トピック・言語材料・体験的な活動・発話につなげる工夫等)
       学年にあわせ,自国理解,他国理解につながるものを考え,入れていく試みをする。
       (ex. ALT's Timeを増やす。体験的な活動を入れる。日本の文化,歴史などを知る,発信する。など)・・・他教科,たかつまタイム等と関連づけて(英語活動とは別枠で考える。)
      A単元計画
      B学習過程の明確化
   (2)効果的な指導内容の工夫   
      @歌
      Aチャンツ        
      Bゲーム
      C絵本,紙芝居等
   (3)指導方法の工夫
      @HRTとALT(CIR)の役割,効果的なTTのあり方
      A評価の工夫
      B保育園,幼稚園,小学校,中学校との連携
   (4)環境の工夫
      @ネームプレート
      A教室環境 English Roomの活用
      B英語コーナー